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第3弾 大人のための健美の学び舎 TERRA小屋 温泉と健美 放射能泉編 後半

  • 執筆者の写真: SPA FANGO
    SPA FANGO
  • 2021年4月21日
  • 読了時間: 8分

更新日:2021年9月16日

こんにちは。スパファンゴヘルシーエイジング協会発起人の石原裕次郎の裕に子でHIROKOと読む石原裕子です。



協会ではヘルシーエイジング(健美)につながるTIPSを学ぶ月一勉強会を開催しています。


会員の方は無料でご参加いただける勉強会ですが、誰でもワンコインでお気軽にご参加いただけるオープンでディープで楽しいオンライン勉強会です。今回は、新しく参加いただいた方が2名いらっしゃりうれしい限りでした!



4月16日金曜日のテーマは【温泉と健美 放射能泉編】 前半は放射能、放射線、放射能物質の言葉を整理して、自然界の放射線についてまとめました。

後半はいよいよ本題の温泉についてです。


まず世界には放射能泉、岩石から出る放射線を有効活用して吸引をする医療行為つまり治療を行っている例がたくさんあります。その代表的なものの一つが、ガシュタイン・ハイルストレンです。オーストリアのガシュタイン谷にあるラドン療法のヘルスセンターです。

疼痛の軽減に長期的効果があること、免疫力の安定することが、科学的に証明されたオーストリアのハイルストレンにおけるラドン療法を実施している場所です。

ガシュタイン・ハイルストレンは四肢、呼吸器、皮膚のリューマチ性炎症疾患の症状の改善につながることが、医学的にも認められていて、医学的見地からは処置期間2~4週間が推奨され、この期間中一週間当たり3~4回のハイルストレン・コースをこなすことを処方しています。

ガシュタインでのハイルストレン治療はオーストリアだけでなくドイツの医療保険会社の付保対象になっており、また、理学療法士、運動療法士なども在中し、トータルケアを行う施設になっています。




それでは日本のラドン温泉を見ていきましょう!

療養泉と認められているラドン温泉は、温泉法で1㎏の水の中に111ベクレル以上のラドンを含有するものと規定されています。著名なラドン温泉で、講義をしていただいた杉森先生が研究に携わったことのある温泉として以下の2つが紹介されました。


増富温泉(山梨県北杜市)

周囲の自然を生かしたプログラムを提案する湯治宿

代表的なお宿 

不老閣 http://www.furoukaku.jp/  γ線で見たラジウム計測値 4μsv/h 日本の中で高濃度のラジウムが出ていると言える場所


三朝ラドン温泉 (鳥取県) https://misasaonsen.jp/

中国山地の地盤に豊富に含まれる花こう岩には、ラドンの元となる元素ウランが多量に含まれています。実際、850年以上前から三朝町のラドン温泉は万病に効く「不老長寿の湯」として知られており、岡山大学でも三朝町に設置していた「三朝医療センター」で、当地のラドン温泉を利用した治療の実施や研究を行っていましたが、残念ながら2016年閉院しています。三朝では、放射線の一種であるα線を発生させるラドンの気体を吸入することにより健康増進の効果があるというテーマで岡山大学大学院保健学研究科の片岡隆浩先生などが研究を進めています。濃度の高いラドンが出ている地域ですが、住民の発がん率は他の地域と比べて低いという研究があります。



上記以外の日本の代表的なラジウム温泉を参考までに


秋田県 玉川温泉 強酸性塩化物泉


新潟県 村杉温泉 単純放射能泉

今坂温泉 ラドン温泉

出湯温泉 単純弱放射能冷鉱泉

上記3つは五頭温泉郷の中に点在しています https://gozu.jp/about/


鳥取県 関金温泉 単純弱放射能泉 https://www.sekigane-yurari.com/


などが有名です


最後に

ラジウム温泉を調べると出てくるホルミシス効果について簡単にまとめます

ギリシャ語のホルモHormo(刺激する、促進する)からきたもので、1978年、当時ミズーリ大学のトーマス・ラッキー生化学教授の著書で発表された概念で、「生物に対して通常有害な作用を示すものが、微量であれば逆に良い作用を示す生理的刺激作用」と説明されています。 わかりやすい例をいくつかあげますね。

お風呂であれば適度な温度、マッサージであれば適度な刺激、適度な日光浴は体に良いなどもホルミシス効果の例です。

もっとわかりやすい例は、「酒は百薬の長」ということわざ。アルコールのホルミシス効果を強調していますね。

しかしこれらはいずれも、日光浴をしすぎると低度の火傷や熱射病、強く揉みすぎると打撲など度を過ぎると、障害や死に至ります。アルコールの一気飲みをして急性アルコール中毒になるということは、薬が転じて毒になる良い例です。


さて、参加者から行ってみたい! 行ってよかった!温泉を一つ上げてくださいというお題で交流をはかりました。そこで名前が挙がった温泉をいくつかシェアします!


【山形県米沢市からの参加です。地元には、八湯の温泉があり、温泉は身近なリハビリやリフレュッシュ方法として生活の一部です。小野川温泉にもラジウム泉があるようです。お気に入りは指宿温泉です。】

米沢八湯の情報: http://yonezawa8.jp/yonezawa_8_map/

米沢はTERRA小屋6月特別企画で大平温泉にお伺いします! 楽しみ♪

あと小野川のラジウム泉の単位についてお話があったのでちょっと調べてみました。サイトの掲示してあるのは見えにくいですね。。。 でも昔の単位 Ci=キューリーを使って表示しているようです。 ラドンが温泉水1kg中に111ベクレル以上含まれればラジウム温泉として認められると前述しましたが、この111ベクレルが、キューリーになおすと30×10-10キュリーということです。ただでさえも理解が難しい放射能泉。単位までこんなに複雑とは。。。

指宿温泉は、砂風呂が有名ですよね!砂も泥と同じく温度をじわーとっと伝える性質がありますので、同じ温度の温泉水につかるよりも長く体の芯まで温める効果があります!



【大津でたまたま立ち寄ったスパで放射能泉に心惹かれ、本日お邪魔いたしました。増富、小野川にはぜひ行ってみたいです。】

大津でラジウムというキーワードで検索したところ面白い銭湯が見つかりました

https://ofurocafe-biwakoza.com/ofuro 大衆演劇が見る銭湯 行ってみたいな〜 ここ以外にもラジウム泉あるみたいなので、違うところに行かれたのかもですね💛 初のご参加ありがとうございました♪


【放射線は悪いイメージでした。三朝はいったことありますがあまり覚えていません。増冨に行ってみたいです。】

三朝も学んだあとに行くとまた違う感覚で温泉楽しめるかもしれませんね💛


【足をやけどした状態でも訪れたかったカルルス温泉】

登別温泉から約8km、オロフレ峠の麓に位置し、1899(明治32)年に開湯された温泉とのことです。カルルス温泉の地名は、泉質がラジウムを多量に含有し、この泉質が当時、世界的に有名であったチェコのカルルスバードに類似していたことから命名されたと記載がありました。カルルス温泉は、海抜300mの高燥な盆地にあって、周囲をめぐる渓谷は新緑、紅葉、冬は樹氷を見ることができる景観が素晴らい地形にあります。


【強羅は様々な泉質の源泉がありますが、所有しているマンションに時々西洋に行きます。出る単純ナトリウム泉で2週間程度、午後3時ごろ温泉に入り、朝もう一度温泉に入ってゆっくりするという生活を送ると1週間目ですごくだるい日が一日訪れます。それが過ぎるとすごく体が軽くなるのでこれが普段の健康な生活につながっていると実感しています。】

私も温泉の中でやるWATSUという水の中で体をほぐしてもらうセッションを受けた時、同じように、数時間後だるさを感じ、その後めちゃくちゃ体が軽くなったことがあるので、ちょっと調べたのですが、「湯あたり」という言葉もあるそうです。それを超えると体調不良が良くなるというケースが多いそうですが、湯あたりのような症状が出た時には温泉に入る回数を減らし、だるさが消えるまでゆっくりと過ごすようにと温泉医の先生が書いた文章に掲載がありました。まさに湯治をきちんとされて健康管理をしていらっしゃるって素晴らしいなと思いました。初のご参加ありがとうございました♪


【箱根や白子(千葉)温泉には何度か行ったことがあります。スイスで生活していた際に、エビアン(フランス)が近く、日本でも飲めるエビアンをずっと飲んでいて足が攣るのがその時は治っていたという体験をして、水は大切だと思いました。】

白子温泉は、消毒液にも使われるヨードが入っているらしく美肌の湯ということで町役場の紹介がありました。景色も良いところですね。

ヨーロッパの水はマグネシウムやカルシウムが多く含まれるお水が多く、エビアンは中でも結構な濃度が含まれているお水ですね。水が変わると病も治るというのは、迷信とか言い伝えではないですよね! エビアンエピソードで水の大切さを再確認しました💛


【温泉というと、食もセットで考えて場所を選びます。石川県からの参加ですが、県内にもたくさん温泉があります。ホルミシス効果は、生活に取り入れていて実体験で効果を感じています。】 

石川県は美味しいものも温泉もたくさんあってよい環境なので、東京在住者にとってはうらやましい地域の一つです💛 ホルミシス効果を上手く取り入れて、健康を保ちお仕事に臨まれているというお話、勉強になりました!


【温泉はありとあらゆる場所へ数えきれないほど行っています。新潟には栃尾又温泉の自在館にラジウム温泉があります。湯布院には束の間という旅館があり、温泉の水が真っ青でき夢心地で温泉に浸かれます。同じ大分県で湯布院の山の上の方に強酸性泉があり、様々なお湯が楽しめる湯布院は大好きです。行ってみたいところは黒湯温泉です。】

温泉キャリアがすごいくて驚きました。あげていただいた温泉のリンクを貼っておきますので行ってみたいと思われた方はぜひご参考ください! 

栃尾又温泉の自在館 https://www.jizaikan.jp/about.html

湯布院 束の間 https://tsukanoma.club/  お湯が青くなるのはメタケイ酸の含有量が多く、光に反応して青く見えることがあるそうです。

湯布院の山の上の強酸性泉 https://www.tukaharaonsen.jp/


最後に私が行ってみたい温泉は、地獄温泉清風荘です。

熊本地震、土砂災害で2度の天災の被害にあい、昨年復興を遂げられたお宿で、泥湯が有名です。スパファンゴという名の協会の発起人たるもの、必ずや近々訪問したいです。この温泉は復興とともに、「誰しもが気軽に入れる温泉」になるために湯あみ着を導入されています! 


次回のTERRA小屋勉強会は、5月28日金曜日 20:00 オンラインとなります。

お題は【温泉と健美 温泉空想旅行編 著名人が愛する国内外の温泉(仮)】というテーマで開催します。

こちらからぜひ参加登録をお願いします!


6月のTERRA小屋はオフライン at 米沢です。 お申込み用紙はこちらから


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